下痢から頭痛など症状は問わない

ストレスが原因の不調はいろいろある

心療内科は、一般的な内科の症状はもちろん、ストレスが原因と考えられる症状まで診察してくれるクリニックです。ストレスが原因の不調はかなり幅が広く、お腹の痛みや頭痛、寝付きが悪い、イライラしがちなどが典型例です。患者の立場では身体の不調の原因がどこにあるのか判断するのは困難なので、お腹の痛みなどの不調が二週間以上続いているときは診察を受けることを検討しましょう。ストレスを感じていると自覚しているときは、医師に説明できるように自分の状況を整理しておくことも大切です。心療内科が対象としない症状だったとしても、医師が適切なクリニックを紹介してくれるはずなので長引く不調があるときは迷わずに診察を受けましょう。

治療はどのように行われるのか

心療内科での診察は、医薬品を使った治療とカウンセリングを並行して実施されるのが一般的です。医薬品による治療は、飲み薬などを使った治療で、患者の症状に合わせて適切な薬が処方されます。カウンセリングは、患者の悩みや環境について会話をしながら、患者の行動や思考の流れを整える治療です。ストレスが原因の症状はストレスを除去すれば回復する傾向にありますが、ストレスを完全になくすことは現実的ではありません。そこでカウンセリングを通じて現状の受け止めかたを変えることで、症状の緩和を目指します。どのような治療法が選択されるとしても、患者の話をじっくりと聞くことが前提です。そのため心療内科では予約制を導入している例があるので、まずは問い合わせをするとよいでしょう。